大相撲初場所で初優勝した徳勝龍は、インタビューで優勝争いについて「意識することなく…ウソです。メッチャ意識してました。バリバリインタビューの練習してました」とコメントして話題になった。寡黙なイメージのある相撲取りとは思えぬ軽妙なしゃべりにTwitter上で「優勝したけど変な威圧感なく、良い意味で庶民的な力士…」という声も見られたが、彼のそんな人柄は子ども時代から培われてきたようだ。
20年ぶりとなる幕尻優勝、33歳5か月で最年長優勝歴代3位といった記録とともに「奈良県出身力士の優勝は98年ぶり」と注目を集めた徳勝龍。小学4年生で奈良県にある道場で相撲をはじめ、中学からは大阪府にある道場へ通った。相撲の名門校として知られる明徳義塾高校に進み、相撲部で伊東勝人監督と出会う。高校を卒業すると近畿大学の相撲部で活躍し4年生の時に木瀬部屋に入門した。
2月1日放送のTBS系『新・情報7DAYS ニュースキャスター』では、スタッフが徳勝龍と1月18日に亡くなった恩師・伊東監督をよく知る大阪・近畿大学相撲部元部長の南さんを訪ねた。
南さんは徳勝龍について「あのインタビューそのものですね。ああいうキャラです、昔から」と話しており、人を笑わせる明るい存在だったという。また、伊東勝人監督が徳勝龍の四股名を見て「僕の名前・勝人を取ってくれた」と嬉しそうにしていたというエピソードから師弟の絆がうかがわれた。
2月2日放送のフジテレビ系『ワイドナショー』には徳勝龍が出演して、