そのために東京都知事にまでなった東龍太郎(松重豊)や日本オリンピック委員会常任委員になった岩田幸彰(松坂桃李)、東京五輪招致のためスピーチの大役を引き受けた平沢和重(星野源)たちと協力してようやく開催決定に漕ぎつけたのである。
ところが幹事長・川島正次郎は、会合の席で田畑を黙らせ「貴様のオリンピックではない! これは日本の国民のオリンピックだ」と政治家の手柄かのように訴えた。
ブチ切れた田畑は「だったら国民の生活をもっと豊かにしてくれよ」「功名心で組織委員会に名を連ねるだけの、役立たずな役人や政治家は出て行ってくれ」と反論したのである。
そんな川島正次郎役を演じた浅野忠信の投稿には、他にも「本当に憎らしい!(褒めてます!)」、「まーちゃんの敵な悪役をあんなに嫌に感じる演技がとても素晴らしかったです!」、「松重さんの人の良さそうな東知事との対比がぞくぞくしました。すごすぎたーー!!!」、「すんごい感じ悪かったです!」と反響があった。
実は浅野が3日にインスタで、同じ芸能事務所アノレの若手俳優・白戸達也や鹿島康秀が送って来る演技の練習ビデオに触発されて撮った自身の動画を「演技ゲーム」と投稿したところ、フォロワーが「リアル過ぎて、演技だと思わなかった えげつない演技力」、「演技と分かって見てたのに、おじさん死んじゃったのタイミングで思わず、えっ!って声出るほどリアル!!」という仕上がりだ。
『いだてん』の撮影と直接関係はないが、このように日頃から若手と切磋琢磨する姿勢こそ「川島、ムカついてイラつきました~」、「チッキショ~」と観る者をのめり込ませるほど憎たらしい演技につながるのではないか。
画像2枚目は『浅野忠信 2019年11月3日付Instagram「ありがとう!(^o^)! 憎たらしい役!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)