初めて返信が来たのだ。チャスティティさんはかなり驚いたに違いない。
メッセージを送った男性は“ブラッド”と名乗り、娘をもつ父親だったことが記されていた。彼の娘は5年前に交通事故で亡くなってしまったという。ブラッドさんはチャスティティさんのこれまでのメッセージを全て受け取っていたが、今まで返信しなかった理由をこのように綴った。
「こんにちはお嬢さん、私はあなたのパパではありません。だけど4年間、あなたのメッセージを見守ってきました。私は2014年8月に娘を交通事故で亡くしてしまいました。あなたが私にメッセージをくれたのは神のおかげだと思っています。」
「あなたが大事な人を亡くしたことは悲しいことですが、私はあなたの話を聞いてどのように成長し、多くを経験しているかを見守ってきました。今まで何度かあなたに返信しようかと思いましたが、父親だと思ってメッセージを送るあなたの心を壊したくなかったのです。」
しかし文末に「あなたはもう大丈夫でしょう。前に進んでいけると思います。申し訳ないと思ったけど、真実を伝えてあなたがこれを乗り越える必要があると思ったから。あなたなら大丈夫。私はあなたを誇りに思います」とあった。
このブラッドさんのメッセージを機に、チャスティティさんは一歩前へ進む気になったようだ。彼女は今月24日、自分のFacebookに「今日の出来事は全てがOKで、これでパパを安心して休ませることができるという神様からのメッセージだったのではないかと思っています」と投稿し、ブラッドさんとのメッセージのやり取りをしたスクリーンショットを添えた。
これには多くの人が胸を打たれたようで「我慢したけどやっぱり泣ける」「涙が出て全部のメッセージが読めない」「素晴らしい経験を共有してくれてありがとう。幸せな気分になりました」という声のほか、「2014年にパパを亡くしました。私はまだ悲しみを超えられません」というコメントも届いた。
チャスティティさんの投稿には、16万件を上回る「いいね!」と2万件以上ものコメントが寄せられている。
画像は『UNILAD 2019年10月26日付「Woman Texts Dad’s Mobile For Fourth Anniversary Of Death, Gets Heartbreaking Reply」(Chastity Patterson/Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)