実際の額を聞けば「自分はこんなに貰っていたんだ」と驚く人が多いかもしれない―と話す。
その理由の一つはリーマンショック以来、大手のテレビ局は社員の給料がものすごく下がっており、タレントに払う出演料も実は巷で言われるほど高額ではないことを挙げた。また駆け出しの芸人やバラエティ番組でのひな壇などメイン以外の席に座らせてもらえる芸人は“本人の実力”で勝ち取ったものではなく、事務所が制作側にお願いして出演させてもらっているケースも多く、“市場価格”がつけられているトップスターとは立場が全く違う。帯番組をいくつも抱えているタレントと、吉本の総合的な営業力で出演しているタレントとではギャラの配分について同列には語れないと説明した。
東野幸治は8月11日放送の同番組で、専属エージェント契約を吉本興業と結んだ場合、現在抱えている12本にも及ぶテレビ番組のレギュラーがどうなるのかと心配していた。その多くは吉本興業が制作に携わっている番組であり、専属エージェント契約を自分が選んだ瞬間、“レギュラーが0本”になる可能性さえあるのだ。ギャラが高騰するであろう専属エージェント契約のタレントよりも、マネジメント契約をしているタレントを優先させるのは費用面を考えれば当然だからだ。東野クラスの芸人でも吉本の看板が外れた時、どのくらいの仕事の依頼があるのか不安になっているのだ。ギャラ配分について他の芸能事務所では開示しているところも多いので、専属エージェント契約を結ぶ前にまずは開示を要求することが先決だろう。
画像2枚目は『乙武洋匡@義足プロジェクト 2019年9月7日付Twitter「【出演告知】明日(8日)午前10時から『ワイドナショー』出演です。」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)