吉本興業は9月2日、タレント側の求めに応じてギャラの配分を開示する方針であることを明らかにした。フジテレビ系『ワイドナショー』MCの東野幸治やレギュラーコメンテーターの松本人志(ダウンタウン)は、自分のギャラ配分は知らないというが、東野は「知ってしまったら自分のモチベーションのプラスになるのか、マイナスになるのか」と開示を求めることを迷っているようだ。
吉本興業が一連の反社会的勢力との闇営業問題などをめぐって設置した「経営アドバイザリー委員会」。メンバーは座長に川上和久氏(国際医療福祉大学教授)を迎え、大仲土和氏(弁護士・関西大学大学院教授・元最高検察庁総務部長)、久保博氏(読売巨人軍顧問)、島根悟氏(日本サイバー犯罪対策センター理事・元警視庁副総監)、町田徹氏(経済ジャーナリスト)、山田秀雄(弁護士・元日本弁護士連合会副会長)、そして『ワイドナショー』でゲストコメンテーターとしてもお馴染みの三浦瑠麗氏(国際政治学者)の7名である。
諮問事項は、
・反社会的勢力の排除のためのより盤石な体制構築
・タレントとのリレーションシップ強化の方策(契約の在り方など)
・コンプライアンス体制の検証とさらなる強化
・吉本興業グループ会社のガバナンス強化の方策
―の以上4点となっている。
9月8日放送の『ワイドナショー』に出演した三浦瑠麗氏は、吉本芸人のギャラの取り分について“神話”があると言明。「会社9でタレント1」などと芸人自身がネタにするほど吉本の取り分が多いと言われているが、