住居の立ち退き通知を受けて途方に暮れていたという。そして藁にもすがる思いで立ち寄ったガソリンスタンドの売店で5ドル(約530円)のインスタント宝くじを購入したところ、当選し大金を手にすることとなったのだ。
宝くじ本部を訪れた2人は「家と車を購入し、娘のために大学基金を設立するつもりです」と話していた。しかし、いったい何が夫妻を狂わせたのか、現在の2人は刑務所の中で過ごすことを余儀なくされている。
警察では過去2か月間にわたり、同州5つの郡で住居侵入による窃盗罪に2人が関与しているとみている。ちなにベイ郡だけでも同様の犯罪が12件も報告されていたとのことだ。
往々にしてこの夫婦のように大金を手にしたにもかかわらず転落の人生を歩む者が少なからずいることを、『Washington Post』では「宝くじの呪い」と表現している。
それを裏付けるかのように、過去には1億円の当選者が当選23日後に末期がんで亡くなったり、1,200万円当選した障害者の男性は散財したのち極貧生活に見舞われているといったような話は、枚挙にいとまがない。
ちなみにこのたび逮捕された夫婦においては、3年前に手にした50万ドルの使い道について明らかにされていないようだ。現在2人にはそれぞれ50,000ドル(約532万円)の保釈金が設定されているが、いまだに支払われてはいないとのことだ。
画像は『INSIDER 2019年9月4日付「A Michigan couple who won the lottery in 2016 were just charged in a months-long burglary spree」(Michigan Lottery Bureau)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)