「一体どういう神経をしているのか」、「母と娘の二人暮らしで片方が死亡では謎は闇のまま」と米ノースカロライナ州の人々。母親の遺体が入った冷凍ストッカーを隣人の高齢女性に売却し、町を離れた女の話題をCBS系の州メディア『wncn.com』が伝えている。

このほどノースカロライナ州ウェイン郡のゴールズボロで、ある女が隣に暮らす高齢の女性に中古の冷凍ストッカーを30ドルで売却した。購入した女性は扉を開け、中身に大変なショックを受けて911番通報。そこには昨年9月以降まったく見かけることがなかった女の高齢の母親が遺体となって入っていたのだ。

その母親と娘は数年前からその町に暮らすようになっていたが、ストッカーを売った娘は「我が家にとってこのストッカーはタイムカプセルのような存在でした。私はこれからウェストバージニア州に向かい、現在ホームでお世話になっている高齢の母親を引き取って一緒に暮らすつもりです」と話し、町を離れてしまったという。

また女は隣人女性に、「このストッカーについては日曜学校のプロジェクトが関係しており、何日かしたら教会のメンバーが中身の引き取りに寄らせてもらいます」と説明していた。女性はそれを信じて待っていたが誰も現れないとして、購入して3週間ほどすると中身を確認してみたという。

そして6月1日、ストッカーから発見された遺体についてノースカロライナ州検視局が「自然死であり、事件性はない」と断定した。しかし州検察局は親族の死を隠蔽した責任は重く、然るべき手順を踏んで墓に埋葬するなどしなかったことも起訴に値するとし、女に対する立件が可能かどうか検討中である。同メディアの取材では、町の多くの人々が「あの女は大ホラ吹き。毎回あちこちで違う話をしている」と話すなど、女の評判は決して良くないことがわかったという。

出典：http://wncn.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）