メインMCのさんまから6年ぶりの『Mステ』出演について「派閥とかあんの?」と聞かれ「そういうわけじゃなくて、普通に呼んでもらえなくて…」と返すが、さんまは「へー、おかしいなあ…」と納得せず「AKB48」や「ジャニーズ」を挙げながら事務所の力関係を探るが、道重は「そういう事情はわからないですが、久しぶりに呼んでもらえたので嬉しかったです」と答えていた。道重もさすがに事務所やスポンサーに関する裏事情は知らないだろう。その辺については大御所のさんまの方が様々なしがらみを見てきただけに踏み込んで聞いたものの、手応えがなかったわけだ。
ちなみに今のモーニング娘。は、初期の先輩たちが活躍した全盛期には人気で及ばなくとも、8月に茨城・国営ひたち海浜公園で開催された日本最大の野外ロック・フェスティバル『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』(ロッキンジャパン)に2年連続出演して再び注目を集めている。
特に今年はモーニング娘。’19が最大規模のステージGRASS STAGEで6万人の観客を前にトップバッターを務め、50分フルスロットルで14曲熱唱、圧巻のステージを繰り広げた。『ロッキン』総合プロデューサーの渋谷陽一氏がトップバッターを紹介する際に「ロッキンはモー娘。を見つけてしまった」と称賛したのをはじめ、彼女たちのステージに「モー娘。エネルギッシュでめちゃくちゃ楽しかった」、「モーニング娘。’19、観てビックリ!! この炎天下の中広いグラスステージの端から端まで迫力のパフォーマンス 歌もめっさうまいし、今のアイドルってこんなレベル高いの!?」といったツイートが飛び交ったほどだ。
それほど話題になっているモーニング娘。’19のニューシングル『人生Blues/青春Night』(6月12日発売)は、久々につんく♂作詞・作曲の楽曲だけで構成された作品として注目され、6月24日付オリコン週間シングルランキング3位を獲得している。
さらにハロプロからは新グループ・BEYOOOOONDSが満を持して8月7日にメジャーデビューシングル『眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A!/Go Waist』をリリース、8月19日付オリコン週間シングルランキングで1位を獲得した。BEYOOOOONDSは『眼鏡の男の子』のように演劇を取り入れたパフォーマンスが得意な一方、彼女たちのMV投票キャンペーンで1位に選ばれた『ニッポンノD・N・A!』のようにパワフルな楽曲もこなせる。
そんなタイムリーなはずのモーニング娘。’19やBEYOOOOONDSが『Mステ』に出演しないどころか、情報すら紹介されていないのが現状だ。
折しも『Mステ』が10月から金曜9時枠に移動すると発表され、内容についても俳優やスポーツ選手など普段音楽番組には登場しないようなゲストを迎えてトークするようになるという。そうなると、ますますアーティストの登場機会が狭まってしまうのではないだろうか。
画像は『モーニング娘。’19 2019年8月11日付Instagram「森戸知沙希です「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」ありがとうございました!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)