「AKBの選抜として歌わせていただくときは、私のことをみて少しでもSKEに興味を持ってもらえるようなパフォーマンスをしたいと今までも今も変わらず心がけています」「もちろん、今はたくさんの先輩方が卒業してしまい、その先輩方の分まで48グループを支えていきたい、まだまだ48グループが元気だぞ!っていうところをアピールしたい、少しでも力になりたいと思っています!」と訴えている。
さらに「私は、これまでの10年間グループのことを常に考えてきました。だから、苦しくなること、悲しくなること、悔しくなること、納得ができないこと、良くしたいという気持ちがあり、心を鬼にしなきゃいけない時もありました。高みなさんも言っていたように、嫌われる勇気を持って進まなきゃという気持ちでやってきました」「誰だってそれが好きなわけじゃないし、なりたいわけじゃないけど、そういう人がいないといけないなって私も思います。それがうまく伝わらなかったり誤解されることもありますよね。十人十色という言葉があるように、感じ方はみんな違うから、仕方がないことだと今は思えるけど、、、正直それで悩んだことも、ありました」と続けている。
SKE48のエースであり『第10回AKB48世界選抜総選挙』の女王とはいえ、当時21歳の彼女が報道陣の囲み取材を受けて「宮脇咲良にパフォーマンスを注意したところ出られなくなった」ことを話すには身が震えるほどの思いで臨んだことだろう。それでも冷静に伝えねばならないと「心を鬼に」するため、あのような芝居がかった口調にならざるを得なかったのではないか。
そんな松井珠理奈のパフォーマンスはいつも全力だ。『AKB48東日本大震災被災地訪問』で行ったミニライブの動画をファンがYouTubeに投稿しており、ある時のステージで披露した『言い訳maybe』では松井がセンターを務め、サイドで大島優子が安心して任せている姿が印象的である。
直近では7月13日にTBS系『音楽の日2019』でキウイブラザーズ×AKB48による『恋のマイアヒ~ゼスプリキウイでアゲリシャス~』を披露したが、松井は踊りだけでなく笑顔でキウイブラザーズと絡むところなど細部まで意識してパフォーマンスしていた。
彼女はそうした「パフォーマンスへのこだわり」から宮脇咲良だけでなく、必要とあれば他のメンバーにも厳しく指導しただろう。それを「パワハラ」と捉えるかは指導された本人次第である。ただ、松井自身が「私が口下手なので、上手く伝えられないときがあることもダメなんですけど…その分自分の生き方を行動で示していきたいです! だから、これからも見守っていてほしいです」としているのは事態を反省してのことだろう。これからはそうした面に配慮しながら後輩を指導していくのではないか。
「自分のできることをやりたいし、後悔しないように、後輩たちにも思いを伝えて残していきたいです! もちろん、楽しむことを忘れないようにしますね」という気持ちで進めば、SKE48そして48グループのさらなる飛躍に貢献してくれそうだ。
画像は『松井珠理奈(ハリウッドJURINA) 2019年7月14日付Twitter「#音楽の日 フライングゲットの衣装は、実は、大好きなにゃんにゃんとまりちゃんの衣装でした」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)