高橋自身「ネットのネの字も分からない50代」なのでインターネットに疎い世代の役柄にふさわしいという。
瀬戸康史は今回のオファーを受けてからネットでいろいろなユーチューバーを見て研究したところ「皆テンションが高い」ことに気づき、普段はテンション低めな彼も「冒頭の祭りのシーンとかめちゃテンション上げた」と明かす。
1997年生まれの唐田えりかは「日常的にネットを使いネットと一緒に生活しているようなもので、やはり役柄に近い」という。
瀬戸が自分の世代は「告白は直接会ってするし、別れる時も直接別れ話をする」のが普通だが「少し下の世代になるとメールで“つきあおう”“オッケー”みたいなノリだ」と語ったところ、唐田はメールで告白する世代として「多い! 逆に“直接告られたらしいよ”とかあると“え、すごいね!”みたいな」とうなずいた。
ドラマの見どころも世代で違うようだ。唐田えりかは「私の世代は皆ネットと共存しているので、誰もがこういう立場になるんだよという視点で見てほしい」という。
瀬戸康史が「人と人が直接会わないと誤解が生まれたり、本当に思っていることを知ることができないと改めて思った。ネットは使い方次第だし、直接会って話すことが一番大切ではないか」と実感すれば、高橋克実は自身の役柄を「SNSが分からないなりに見ているという設定で書かれており、私ぐらいの世代でも入りやすいと思う」と話している。
ネットやSNSが使い方を間違うと人を死に追いやるほど怖いものであることは、日本テレビ系日曜ドラマ『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』(2019年1月期)のテーマでもあった。
NHK総合の土曜ドラマ『デジタル・タトゥー』では、その問題とさらに直接向き合うことになる。他に伊武雅刀、八嶋智人、中越典子、矢田亜希子、朝加真由美、今野浩喜など様々なカラーのキャストが名を連ねており、どのような展開になるのか注目したい。
画像は『瀬戸康史 2019年4月28日付Twitter「NHK土曜ドラマ『デジタル・タトゥー』オールアップ!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)