8歳と11歳の娘を残して旅立つにはあまりにも早い死であった。
ライアンさんの妹ケリーさん(33歳)は、今回メディアで愛する兄を亡くした悲しみをこのように語った。
「兄は水さえ喉を通らなくなっていた時、もう何も口にできないほど悪化していました。もっと早くに正しい診断を受けていれば手術も可能だったでしょうし、化学療法も受けられたはずです。でも初診から3か月の間にがんは転移していて、なす術もありませんでした。最初にきちんと検査してくれていたら、兄は今でも生きていたかもしれません。それを思うと辛いし怒りでいっぱいになります。食道がんは60歳以上がなる病気と断定するのではなく、若い年齢の患者にも徹底的に検査をしてほしい。もし似たような症状を抱える人は、すぐに医師に正しい医療アドバイスを受けてください。また自分の健康状態に不安を抱えているなら、気安く受け止めずちゃんと医師に診てもらって、もしその診断が不満だったなら、セカンドオピニオンを求めることを勧めます。」
なお、慈善団体「Cancer Research UK」によると、食道がんは英国内のがんの中で14番目に一般的ながんとされており、毎年9,000人ほどが食道がんと診断されているという。このニュースを知った人からは「これは本当に悲劇。最初に正しい診察を受けていれば助かったかもしれない命なのに。腫瘍が見つからなかったとしてもやっぱり検査はすべきだったはず」「まだ若いのに本当にお気の毒。家族のことを思うと居たたまれない」「セカンドオピニオンは絶対に大切。ライアンさんもそうしていたら違った結果になったと思う」といった声があがっている。
画像は『Edinburgh Evening News 2019年2月4日付「Edinburgh dad dies of cancer after being told his throat issue was anxiety」(Picture: Contributed)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)