このほどロシアで、母親を驚かせたい一心で保育園から自宅まで自分達で歩いて帰ろうと試みた女児2人がいた。しかし外はマイナス45度と命の危険もあるほどの寒さだった。『The Sun』『Siberian Times』などが伝えている。
ロシアにあるサハ共和国(別名ヤクーチア)は、居住地としては世界で最も寒いと言われ、真夏でも雪が降ることがあるほどの極寒地域である。そのような中、首都ヤクーツクから83キロほど離れたナムツィ(Namtsy)という村にある「トゥラクチャーン(Tullukchaan)保育園」に通う、5歳女児レナちゃんと親友の女児(名前は明らかにされず)が、母親が迎えに来る前に自分達で自宅に戻ろうと思い立った。
保育園に通い始めて2年になる2人は、自分達だけで帰宅できたら母親が驚いてくれるだろうと思ったそうだ。しかしこの日のヤクーチアは一年の中で最も寒い日で、気温はマイナス45度だった。これはバナナで釘が打てるほどの寒さである。
しかし2人はコートを着て帽子を被り、自宅へ戻るためになんの躊躇もなく保育園を出て行ってしまった。レナちゃんの母親であるエヴドキア・クトゥコヴァさん(Evdokia Kutukova)は、いつもレナちゃんを午後5時に迎えに行くのだがこの日は少し早めに迎えに来た。
すると保育園内にレナちゃんの姿がなく、