今までローラさんの墓があった場所には別の人の名前が刻まれた墓石があることに気付いたという。墓石を移動させることなど何一つ墓地側から聞いていなかったカッサンドラさんはすぐに墓地側へ問い合わせた。すると「ローラさんはもともと間違った区画に埋められていたため、正しい場所へ墓石を移動させた」という返事があり、遺族に何の断りもなく行ったことについての謝罪の言葉は一切なかったそうだ。
キングストン役場書記(記録係)で埋葬担当事務員であるポール・ギャラガーさんは、「エバーグリーン墓地は個人所有のため、墓石の移動があったことを把握していなかった」と話している。しかし遺体を掘り起こし、それを墓地内で移動させる場合は埋葬許可を得なければならない。エバーグリーン墓地はそれをしておらず、ポールさんによると「遺体が実際に移動されたか否かについては未だ確認できていない」ということだ。
カッサンドラさんは、「母の死は私たちにとって恐ろしい状況下で起こりました。テレビでしか見ないような非現実的なことが実際に起こったのです。私たちは母の死に対して5年の間、苦しんできました。それでも母の葬儀は素晴らしく、この墓地で母は穏やかに永遠の眠りにつけると信じていました。それなのにこんなふうに勝手に母の墓を動かされると、辛い傷口をえぐられたように感じてしまいます。墓地側は誰も私たちに連絡してきていません。こんなこと間違っています」と苦悩を吐露している。
5年前、ローラさんの墓石は家族の友人の墓地の真横に特別に設置されたとカッサンドラさんは言う。しかし今になって、無情にも勝手に移動されてしまった。なぜ、このような事態が起こったのか。この件について、墓地協会は現在調査を行っているとのことだ。
画像は『PEOPLE.com 2019年1月7日付「Massachusetts Family Outraged After Late Mother’s Grave Is Moved Without Their Knowledge」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)