海外発!Breaking News

writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】息子のお墓にクリスマスツリーを飾った母親 「撤去を」と協議会(英)

愛する我が子を失った母親は、どれほど時が経っても亡き我が子への愛情は消えることがないのであろう。このほど息子のお墓にクリスマスツリーを飾ったところ、市の協議会から移動させるように命じられた母親が悲しみを吐露した。英メディア『Mirror』『Metro』『Eastern Daily Press』などが伝えている。

英ノリッチに暮らすステファニー・ブラウンさん(27歳)は2010年5月に死産で失くした息子オスカー君が眠るアーラムの墓地にこの7年間、少なくとも週に1回は必ず訪れている。オスカー君の誕生日やハロウィン、クリスマスの時期などにはいつもお墓の周りを飾り付けしてきた。今年ももうすぐやってくるクリスマスのために、高さ6フィート(約183cm)のクリスマスツリーを飾っていた。

ところがノリッチ市協議会から、ステファニーさんの元パートナーでオスカー君の父親のところに「他の墓参者らから苦情が出ている。墓地にクリスマスツリーを置くことは不適切であり、撤去するように」との手紙が届いたという。これを受けたステファニーさんが協議会へ電話すると、「安全衛生上の理由のため」としてツリーの移動を13日以内にするように命じられた。

現在4人目の子を妊娠中で、オスカー君以外にオーラちゃん(4歳)とオーディン君(生後11か月)の母親でもあるステファニーさんは「すごく腹立たしい」と協議会に対して怒りと悲しみを露わにした。

「私だけではなく、子供を失った他の母親もお墓の周りの装飾品を片付けるようにという指示があり、とても悲しく感じています。亡くなった子は私たちと一緒にクリスマスを祝うことも、プレゼントを開けることもできません。だからせめてお墓をクリスマスの飾りでいっぱいにしてあげたいと思ったんです。これまで7年間、息子の誕生日やハロウィン時なども同じように飾りつけをしてきました。息子のために、私にはそれぐらいしかしてやることができないのです。1年のうちのたった4週間のことで、お墓の周りはいつも綺麗にしています。今回、ツリーを移動させなければならないことを4歳の娘に伝えたのですが、なぜそうしなければいけないのか理解できないのです。娘も兄のオスカーのことが大好きで、私たちがお墓に行かないと泣くんです。私は誰かを傷つけているわけではありません。来月、子供が生まれるのでただでさえ大変な時期に、こんなストレスは必要ありません。」

ステファニーさんはその後、

1 2