法廷で反省の色は全く見せていなかったようだ。アダムは2011年にも母親への家庭内暴力で前科があり、支配欲が強く怒ると抑えられない性格であることが法廷で明かされた。一方で男児への骨折どころか、虐待があったことさえ知らなかったと否認を続けているアレクサンドラは、消極的で落ち着いた性格であるため、アダムからの家庭内暴力の犠牲になっていたのではないかと何度も尋問されていたようだ。
今年1月14日にホヴ刑事法院で行われた裁判では、クリスティーン・ヘンソン判事が「男児は相当に激しい痛みを抱えていたに違いない。男児はこのような怪我を引き起こす障害や病も抱えていなかった。この怪我は、事故ではなく故意に、かなりの強い力を与えて負わされたものだ。これは小さな子供の信頼を大きく裏切る邪悪な虐待行為だ」と2人を糾弾し、児童への暴行及び育児放棄、並びに不必要に児童を苦しませ深刻な身体的危害を加えた罪で、それぞれに8年の懲役刑を言い渡した。なお、アダムについては前科があることから今回の服役期間は延長を強いられ、判決の3分の2が経過した時点で仮釈放が考慮されることになるという。
このニュースを知った人からは、「これで8年!? 冗談でしょ! 短すぎる!!」「仮釈放なしにすべき」「刑務所でたっぷりしごかれればいい」「小さな子供にこんなことするなんて信じられない。一生涯刑務所に入るべきよ」「許し難い社会のゴミだな」「幼い子供がどれだけの痛みを抱えていたかと思うとやりきれない。かわいそう」「またまた甘い判決か。うんざり。あとは刑務所内で2人が虐げられることを期待するしかないな」「これって立派な殺人未遂だろ。なぜこんなに判決が甘いんだ」「いつかまともな判決が下される英司法になりますように」といった声があがっている。
画像は『Sussex Express 2019年1月15日付「Sussex couple gave baby 28 fractured bones in case of ‘wicked cruelty’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)