自宅での介護を他人から受けるとなると、双方の信頼関係がなによりも大切だ。しかしこのほど、それを大きく裏切られる出来事が起こった。介護スタッフの女が、患者宅を物色し窃盗を働いていたのである。『Metro』などが伝えた。
英北西部のマージーサイド州ウールストンに暮らすアニータ・ドゥビーク・アシュトンさん(49歳)は、多発性硬化症を患いベッドで寝たきりの生活を強いられている。そこで介護スタッフとしてクレア・ジョーンズ(42歳)がやって来たのだが、この女は介護をするどころかとんだ窃盗犯だった。
クレアはアニータさんが寝たきりで動けないのをいいことに、台所を物色しプラスチック袋に盗んだ食料品を詰め込んで自分の上着で袋を隠して持ち帰っていた他、置いてあった現金も盗んでいた。家の中から物が度々消えていることに気付いたアニータさんの夫スティーヴさん(52歳)は、自分の子供たちが来た時に勝手に持ち帰っているのかと疑い、大きなストレスを抱えていた。
しかし、そうではないことを確信したスティーヴさんはクレアを怪しみ、自宅内に隠しカメラを設置した。仕事用のバッグが置いてある場所に隠しカメラを設置したラップトップを置き、通常銀行から供給される小銭を入れるための小さなビニール袋に2ポンド(約290円)を入れ、バッグのポケットにも5ポンド札(約720円)を故意に忍ばせておいた。
その日の夜になり録画された映像を見てみると、