介助の必要なアルツハイマー病を患う高齢者女性が倒れるも、助けるどころか床を這う姿をスマホで録画、ソーシャルメディアに投稿したイギリスの老人ホーム施設スタッフ。うち1人が解雇され、3人が停職処分となった。現在、協議会や警察らがスタッフらを調査しているという。『BBC News』『The Sun』『The Northern Echo』などが伝えている。
英ティーズサイドのソルトバーンにある老人ホーム施設「Four Seasons Care Centre(フォーシーズンズ・ケアセンター)」に入所していたアルツハイマーと関節炎を患うヘイゼル・ブラウンさん(83歳)。彼女の娘クリスティーン・ベルさんは3月21日に施設のマネージャーから連絡を受け、その内容に驚愕した。
マネージャーによると、ヘイゼルさんは滑って転んだか椅子から落ちたかで床に倒れていたという。その姿を見たある施設スタッフは介助して起こそうとするどころか、ヘイゼルさんが床を這っている姿をスマホで撮影し、別のスタッフに送った。そしてヘイゼルさんの動画は、ソーシャルメディア「Snapchat(スナップチャット)」でシェアされたのだ。
この件を聞いたクリスティーンさんは、当然ながら激しい怒りを感じたという。
「介助の必要な高齢者に対してプライバシーを尊重することもなく、また助けようとすることもなくソーシャルメディアに投稿するなんてあまりにも酷いと思いました。マネージャーからこのことを聞いた時、吐き気がしたほどです。サポートすべきスタッフのそんな態度には100%失望させられました。今後、2度とそのスタッフたちには弱者に関わる仕事をしてほしくはありません。」
施設のオーナーであるケイ・ヘルスケアさんは、