話題の映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が、自身のツイッターで離れて暮らす両親の心温まるエピソードを報告している。6月に東京都内のミニシアター2館で公開が始まった息子の映画を、ひとりでも多くの人に観てもらいたいと奮闘した母親に、上田監督も「ちょっとだけ泣いた」と胸が熱くなったようだ。
全国100館以上で拡大公開されることが明らかになった、インディペンデント映画『カメラを止めるな!』。8月3日には、TOHOシネマズ日比谷で「“感染”拡大公開御礼舞台挨拶」が予定されている。制作費わずか300万円、キャスト全員が無名の俳優という同作品の快進撃はまだまだ止まりそうにないのだ。
脚本、編集も手掛けた上田慎一郎監督は、滋賀県長浜市出身の34歳。少年時代から映画好きで、中学生の頃には自主映画を撮っていたという。地元の高校卒業後「ハリウッドでは英語が必要」と大阪の語学専門学校に入学するも、数か月ほどで中退。今度は“宇宙一の映画監督”になるにはやはり東京へ行かなければ―とヒッチハイクで上京するも、詐欺に遭い数百万円の借金を背負ってしまう。一時はホームレス同然の生活を送り、20代半ばまでは映画制作から遠ざかっていたそうだ。
30日の『上田慎一郎(shin0407)ツイッター』では、