なんと10万ポンド(約1,500万円)である。アントニーさんはそのことを女性に伝えた時の様子をこのように話した。
「我々は常に大量の硬貨の鑑定を求められますが、そのほとんどは金属の重さほどの価値しかありません。しかしこの硬貨は、明らかに異なりました。女性から依頼された他の鑑定商品は150ポンド(約22,000円)の価値で、それでも彼女は十分喜んでいましたが、硬貨の希少価値を話すと非常に驚いて椅子から滑り落ちそうになっていたほどです。」
なおVintage Cash Cowでは女性の希望により、この硬貨をロンドン、ニューヨーク、もしくは香港で行われるいずれかのオークションに出品することにしたようだ。硬貨の保存状態も良く、コイン収集家の間では「10万ポンド以上の値がつけられるのではないか」と予想されている。アントニーさんは「オークションハウスと協力して、所有者である女性の最も望む価格で落札されるよう取り計らう予定です」と話している。
ガラクタの中から思わぬ“棚ぼた”を得た女性は、落札された際には第1子を妊娠中の孫娘に家を購入するための前金を援助する予定のほか、海外クルーズも考えているそうだ。このニュースを知った人からは、「羨ましい!」「お宝の隠れている屋根裏部屋が欲しい」「何十年もすごくいい状態で保存されていたなんて驚きだね」「女性の子供たち、今ごろは断ったことを後悔してるかも」「全くもってラッキーだね」といった声があがっている。
画像は『The Sun 2018年6月13日付「COINING IT IN Gran finds rare 17th century coin worth £100,000 in ‘junk box’ she was about to dump」(IMAGE: VINTAGE CASH COW)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)