ダイヤ採掘会社ペトラ・ダイヤモンズ(Petra Diamonds)は、6月13日、南アフリカ・プレトリア近郊にあるカリナン(Cullinan)鉱山で122.52カラットのブルーダイヤモンドを発見したと発表した。
ブルーダイヤモンドはダイヤモンドに少量のホウ素が含まれることでグレーを帯びた発色をする。自然界でのブルーダイヤモンドは非常に希少であるが、このカリナン鉱山はブルーダイヤモンドの宝庫とも言われている。
1905年に3106.75カラットの世界最大ダイヤモンド原石を発掘、そこから生まれたダイヤモンドには『the Great Star of Africa』と『the Second Star of Africa』などがあり、イギリス皇室の王冠など装飾品に使用されている。昨年採掘された25.5カラットのブルーダイヤモンドは1690万USドル(約17億5800万円)の値がつき、今年の5月にオークションにかけられた『ウィンストンブルー(the Winston Blue)』という傷がまったくない13.22カラットの鮮やかなブルーダイヤモンドには、2380万USドル(約24億2730万円)の値がついた。
ブルーダイヤモンドだけでなくさまざまなダイヤモンドが発掘されているこの鉱山で、今回は昨年の2つのものをはるかに上回る122.52カラットの美しいブルーダイヤモンドが出た。「この大きさのブルーダイヤモンドは非常に珍しい」とペトラ・ダイヤモンズは発表している。現在このダイヤモンドの価値を鑑定中である。
(TechinsightJapan編集部 FLYNN)