そこでマイクロチップによりハリーの元の飼い主の情報を知ってBlue Crossのメンバー、スージー・ウィンシップさんがマークさんに連絡した。
10年ぶりにハリーが見つかったという連絡を貰ったマークさんの驚きと喜びは当然だ。しかし連絡を貰った数日後には出張で日本へ旅立つ予定になっていたことから、マークさんはグロスタシャー州に住む母親キャロライン・クラークさん(63歳)に連絡し、キャロラインさんがマークさんの代わりにBlue Crossにハリーを引き取りに出向いた。
「息子から連絡を受けてハリーが見つかったと聞いた時は、信じられませんでした。戻ってきてくれて本当にうれしい。マークがハリーを飼い始めた頃、ハリーはまだ子猫だったんです。10年経った今も変わらず人懐っこくて可愛いわ。マイクロチップは本当に大切だと実感しました。ただ、通りを彷徨っている猫を見かけても野良猫だと早々に判断すべきではないと思います。ハリーのように飼い主がいて、行方不明になっているだけかもしれませんからね。」
現在、ハリーは引き続きキャロラインさんの家で飼われているようだ。このニュースを知った人からは「もとの飼い主のところへ戻れてよかった」「全ての猫にはマイクロチップをつけるべき」「亡くなった高齢者の男性、ハリーを動物病院へ連れて行かなかったのかな。獣医にマイクロチップを確認してもらえばもっと早くにマークさんのところに戻れたはずなのに」「健康状態がとても良さそうだから、きっと高齢者男性もハリーを可愛がっていたんだろうね」といった声があがっている。
画像は『Metro 2018年6月27日付「A lost cat has finally been reunited with his owners after ten years missing」(Picture: SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)