13歳の兄は警察の誘導でUH Portage Medical CenterのColeman Behavioral Healthという問題行動学の専門家による詳しい検査を受けていた。少年のステップマザーが「どうにも粗暴で手がつけられず、自傷願望もあるようだ」として警察に相談したもので、この時点で兄は弟殺しを計画していた可能性もありそうだ。事件に関して警察に身柄を拘束された兄は、取り調べに対して「弟を殺すつもりで祖父宅から拳銃を盗んだ」と供述。裁判で有罪判決が下った場合は、21歳になるまで収監されるものとみられている。
なお、この家庭を警察官が訪ねたのは今回が初めてではない。2015年3月、ポーテージ郡のPortage County Jobs and Family Servicesの職員は家庭内で虐待行為が起きているとの情報を入手し、兄弟の父親マーティン・リッシングさんから事情を聴くよう警察に要請していた。2012年に妻と離婚して子供たちの親権を100%保有するようになったマーティンさんは、子育てに関してそれなりにトラブルを抱えていたという。しかしスクールバスに設置された防犯カメラからも、少年の持つ反社会的で粗暴な性格がわかるとしている検察側。6歳の少女は彼がスクールバスの中で下半身を露出させ、いかがわしい行為をしていたことを証言している。
画像は『Akron Beacon Journal 2018年4月24日付「Streetsboro boy, 13, charged in fatal shooting of 11-year-old brother」(Phil Masturzo / Beacon Journal / Ohio.com)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)