このところ「世も末の銃社会」といいたくなる事件がやけに続いているアメリカ。このたびの話題はオハイオ州のストリーツボロから伝えられた。13歳の少年が祖父から奪った銃で11歳の弟を射殺したもので、動機はいまひとつ判明していない。同じ家庭から殺人事件の加害者と被害者が出たことに誰もが「まさかそんなことがあってよいものか」と愕然としているもようだ。
オハイオ州ストリーツボロで、13歳の兄が11歳の弟を撃ち殺すという陰惨な事件が起きたことを州のメディア『Akron Beacon Journal』などが伝えている。事件は両親が不在となった先月23日夜、ベビーシッターを引き受けた友人女性が滞在するなかで起きた。午後8時半ごろに自分の寝室に入っていった11歳のケイレブ君。続いて13歳の兄が午後9時ごろに寝室に向かったが、その30分ほど後にベビーシッターは銃声のような音を聞き、そちらに向かうとケイレブ君の首には穴が開き、大量の血が鼻と口からあふれて周囲は血の海と化していた。女性は911番通報および心肺蘇生を行いながら警察や救急車の到着を待ったが、ケイレブ君は搬送先の病院で死亡を告げられた。現在、司法解剖が行われている。
一方、事件直後にベビーシッターの女性に「さっきのパーンという音は何だったの?」と不安そうな顔をして尋ねていた13歳の兄は、なぜか現場から姿を消して逃走。警察がほどなく身柄を拘束して事情聴取を行ったところ、弟の殺害が強く疑われるため逮捕してポーテージ郡少年拘留所に収容した。この兄弟にはさらに16歳の兄がいるが、彼は事件当時その家にはいなかった。
実はその事件の4日前、