歌手にとって命の次に大事なのは声帯であろうか。だが聴覚も忘れてはなるまい。このほどベテラン歌手のヒューイ・ルイスがTwitterでツアーの全面キャンセルを発表した。無くてはならない聴覚をほとんど失ってしまったというショッキングなもので、コンサートを楽しみにしていたファンや関係者の間に衝撃が走っているもようだ。
「ヒューイ・ルイス&ジ・アメリカンエキスプレス」と名乗っていた時代を含め、来年でバンド結成40周年を迎える超ベテランの「ヒューイ・ルイス アンド ザ・ニュース」。そのフロントマンであるヒューイ・ルイス(67)からTwitterを通じて大変残念なお知らせがあった。
「2か月半くらい前、ちょうどダラス公演の前に僕は両耳の聴覚をほとんど失ってしまったんだ。ひとつひとつゆっくりと喋ってもらったり、電話だとなんとか聞こえるんだけれど、音楽がよく聞こえないから合わせて歌うことが難しいんだ」といきなりショッキングな告白から始まったそのツイート。低音をうまく聞き取れない感音難聴でピッチをうまく合わせられないことがわかり、その道のオーソリティーが揃う有名な病院3か所を渡り歩いた結果、ひどいめまいを来す内耳障害の「メニエール病」を指摘されたという。
医師からは「治療がうまく行くまで音楽活動は禁止」と言われ、不本意ながら2018年に予定されているツアーの全面キャンセルを決断せざるを得なかったヒューイは、