斉藤和義が3月8日に放送されたNHK総合『SONGS』に出演した。デビュー25周年となる彼のスペシャルライブに加え、「聞き手:戸次重幸」による斉藤へのインタビュー、そして交流の深い笑福亭鶴瓶やリリー・フランキーが語る「斉藤和義」という興味深い構成だった。
冒頭から「毎日欠かせない習慣は?」と問われ、「自主練的なことですね、夜にね」「発射といいますか…」という下ネタトークで周囲を笑わせるところが流れる。
そんな斉藤和義の人柄を、笑福亭鶴瓶はひと言で「ええかげん」と評す。現在51歳となる斉藤の「ええかげんな友達」の1人がリリー・フランキー(54)だ。鶴瓶は2人のエピソードを持ち出して「斉藤和義」を描写しようと試みる。
ある日、斉藤は地元に「おいしいところがある」とリリーを連れてわざわざ宇都宮まで向かったが、着いてみると「その店は潰れていた」という。またある時は、斉藤が昔付き合っていた女性が「飲み屋で働いている」との情報を聞き「探しに行こう」とリリーを連れて雨の中、スナックなどの店を訪ねて回った。飛び込みで「誰々さんいますか?」と探し回るなか、リリーは面白がるが当の斉藤は飽きてしまう。
鶴瓶はそのエピソードとともに「そんな、ええかげんなところがある」と斉藤和義の面白みを伝えるのだった。ちなみに斉藤によるとその時探した店は「30件くらい」で、後々「元カノは飲み屋で働いてなどおらず」「俺がデビューしてからも俺のCDを一切聴いていない」と小耳に挟み「人って変わっちゃうんだな」と寂しげに明かす。
リリー・フランキーは自身の番組で共演して斉藤と初めて会った。初対面で仕事を終えて夕方から翌朝5時まで飲んだというからよほど気が合うのだろう。
2人でポールダンスが見られるバーに行った時のことだ。裸に近い姿で踊るセクシーな女性に「いいねえ」と見惚れていると、