数人の児童らのイタズラが原因なのか、イギリスのある小学校でトイレの排水管がトイレットペーパーで詰まるという事態が相次いだ。これを深刻に受け止めた学校側はトイレットペーパーを一斉に撤去し、トイレに行く時には教師の許可を得てトイレットペーパーを受け取らなければならないという規則を設けた。しかし保護者らは、この規則に憤りを露わにしているもようだ。英メディア『real fix』『The Sun』『Express.co.uk』などが伝えている。
英ウェスト・ミッドランズ、ダドリーのスタウアブリッジにある「Oldwinsford CofE Primary School(オールドウインズフォード・コフイー小学校)」は、5歳~11歳まで420人の児童が在籍している。今週になって、この学校のトイレからトイレットペーパーが全て撤去されるという事態が起こった。
トイレに行きたい児童らは、手をあげて教師の許可を得て教室にあるトイレットペーパーを入手しなければならないという。学校側によるとこの措置は、トイレの排水管がトイレットペーパーで詰まり、水が溢れ出るという自体が相次いだ結果とのことだ。しかし親たちは、この新しい規則に「バカバカしい」と怒りを露わにしている。ある母親はこのように話している。
「だいたい学校には不必要な規則が多すぎますよ。特に、この規則はバカバカしいったらないですね。トイレがトイレットペーパーで詰まって資源が無駄になったものだから、学校側が腹立ちまぎれで立てた措置に過ぎません。そんなことをするよりも、児童に『大量のトイレットペーパーを流さないように』と教育すればいいだけのことでは? こんな規則は不衛生だし、なによりクラスメートらの前でトイレットペーパーの使用許可を得させることは、児童らにとって侮辱でしかありません。児童の何人かは、学校で用を足さずに家に帰るまで我慢していると聞いています。私だけかもしれませんが、こんな規則最低です。トイレにはトイレットペーパーを備え付けるのが基本でしょう!?」
また、ある児童の父ジェイソンさんはこのように明かす。
「息子の友達はトイレットペーパー使用の許可を得る時、教師から『大か、小か』とまで聞かれて、トイレットペーパーの枚数をわざわざ数えられたと言って泣いていたそうです。子供が必要なトイレットペーパーの枚数を正確にきっちりとしか渡さないって、いったいどんな学校なんですか。児童らがトイレを詰まらせるためにトイレットペーパーを次から次へと購入しなければならないが、その余裕はないということで学校側はこの規則を設けたようですが、こんなふうに児童全員を罰するのは間違っているんじゃないでしょうか。」
一方でこの件について、