仕事が休みだったワトソンはドナンと一緒に男児をロイヤル子供病院に連れて行った。レントゲン検査で男児は右大腿骨を骨折していることが判明し、医師からは痛み止めを処方された。5月14日、男児の怪我を無視した2人は育児放棄の容疑で逮捕されたが、逮捕時にドナンは「私は何もしていない。虐待もしていない。男児が勝手にソファーから落ちただけ。ほんの少しの間、目を離しただけだ」と話していたという。
最終的には罪を認めた2人だが、ワトソンは「5月1日にアザと腫れに気付いたが、翌日まで待とうと思った。だが、ディズニー・オン・アイスよりも男児を優先すべきだった」と自身の判断が誤りであったことも口にしていたようだ。
今年3月16日に行われた裁判では、マーク・アラン検察官が「男児がソファーから落ちた後の数日間は、男児はミルクを飲んでも嘔吐をし、いつも以上に泣き、普段とは違った様子を見せていたようだ」と当時の男児の容態を明らかにしたが、ワトソンとドナンは「それはソファーから落ちたこととは関係がない」と主張した。ポール・クロツィア判事は「被告人2人が、事態の大事に気付いていながらも無視したことは非常に深刻な問題である。罰せられて然るべきだ」と2人を厳しく糾弾した。この日は2人に判決が下される予定であったが、更なる行状審査が求められており、現在判決は保留となっている。
画像は『Daily Record 2018年3月17日付「Callous couple left badly injured 11-week-old baby in pain because they had tickets for Disney On Ice」(Image: Spindrift)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)