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writer : tinsight-yokote2

【ドバイ紀行その4】砂漠の国あるある そこが知りたいドバイのウソ・ホント(その1) テロは? 豚肉は?

彼らは入国前にB・C型肝炎やAIDS(HIV)といった各種のウイルス検査をクリアしていることを証明しなければならず、健康診断もマメに行われるそうです。また、何か病気にかかっても手厚い医療サービスが受けられるようにと多国籍の医師がクリニックを開設しています。

■子連れでドバイ旅行は? → 大正解です

バージ・アル・アラブとウォーターパーク Photo by 横手

バージ・アル・アラブの南東側には人気の「ワイルド・ワディー・ウォーターパーク」があります。写真だと近く見えますが、このコーナーからバージ・アル・アラブまでは400メートルも。実に広大な面積を誇るウォーターパークです。また「IMG ワールド・オブ・アドベンチャー」や「ドバイ・パークス&リゾーツ」も大人気。日本でも有名な「キッザニア」や「LEGOランド」だってあるのです。

アイススケート・リンク Photo by 横手

アイススケート・リンク、世界最大の人工スキー場はもう有名ですね。ドバイには家族連れが暑さや紫外線を気にしないで遊べる屋内型の巨大テーマパークが続々とオープンしています。そして2017年の夏にはシルク・ドゥ・ソレイユの生みの親である世界的演出家、フランコ・ドラゴーヌ氏が手掛けた大迫力のライブ・エンターテインメント・ショー『La Perle』もスタートしました。

La Perle show Photo by 横手

とにかく手に汗握るスリリングなショーです。詳しくは【ドバイ紀行その3】をご覧ください。

またドバイ・マリーナ地区では、高さ210メートルと世界最大規模の観覧車「ドバイ・アイ」が建設中です。今年中には完成するのではないでしょうか。骨組みはあとちょっと…頑張って下さい!

大観覧車 Photo by 横手

これからの時代を生き抜く日本の少年少女には、是非とも現在進行形で発展を遂げているドバイのど迫力の建築物を、最新テクノロジーを目の当たりにし、人々の創造力とイマジネーションがいかに無限大であるかを感じ取って頂きたいと思います。各種の“世界No.1”に触れて瞳を輝かせる子供たちの様子は想像するだけでワクワク。親御さんは「連れてきてよかった」と思うはずです。

■風は強い? 埃っぽい? → 誤解です

まぶしさと紫外線から目を守る意味でサングラスは持ちますが、強風で砂が舞い目に入るといったことは一度も経験しませんでした。エキサイティングな砂漠ツアー「デザートサファリ体験」に出かけた時も風ひとつない穏やかな砂丘に感動。このツアーは記者にとって人生最高の体験のひとつでしたよ。【ドバイ紀行その5】で詳しくお伝えしたいと思います。

デザートサファリ体験とラクダ Photo by 横手

運良くラクダにも遭遇しました! 車から撮影できます。

■アラビアンな世界は失われてしまった? → 誤解です

アブラ船で対岸へ photo by 横手

モスクもスーク(市場)も、「アブラ(Abra)」や「ダウ」という船も昔のまま残っており、「アザーン」と呼ばれるお祈りを呼び掛ける放送も変わることはありません。ドバイモールにもアラビアお土産やさんもこの通り。

アラビアンなお土産ショップ Photo by 横手

また古き良き時代の佇まいが美しいカフェやギャラリーとして活用されているアル・ファヒディ歴史地区(バスタキヤ地区)には、アラブの人々の食生活や習慣を教わり、伝統的衣装を試着させてもらえる『SMCCU(シェイク・モハメッド文化理解センター)』があります。これはとても貴重な体験でした。

SMCCUイメージ 画像提供:(c)ドバイ政府観光・商務局

■ギャンブル禁止なのに競馬やラクダレースがある → そうなんです!

『ドバイ・ワールドカップ』レースで知られるように競馬があります。また10月~3月にかけては大勢のラクダが一斉にゴール目がけて走るキャメルレース(ラクダの競走)があります。トラックを何周もして多数のラクダたちが数キロメートルを疾走し、その背中には騎手ならぬ箱型の「ロボット・ジョッキー」が。そこに搭載されているコンピュータに指令が届くとピシャン、ピシャンと鞭が振り下ろされるそうです。

キャメルレース 画像提供:(c)ドバイ政府観光・商務局

ただしイスラム教の国ではギャンブルが禁止です。ラクダにせよ競馬にせよ勝ちを競うスポーツとして存在し、人々は車から家庭雑貨品まで様々な賞品が用意されている「クジ」を購入します。

メイダン競馬場をテラス席から Photo by 横手

このたび見学したザ・メイダン競馬場はとても上品。ゴミひとつ落ちていない清潔な競馬場でした。毎年3月の有名な『ドバイ・ワールドカップ』レースの日、女性たちは思い切りドレスアップしてここに出かけます。

■豚肉料理はお目にかかれない → 一部誤解。ほかのお肉はてんこ盛りです

多国籍の人々が暮らし、他の宗教をも受け入れているため厳密にゼロということはないようですが、やはりイスラム教徒の国ですから「豚肉料理は出さない」というレストランがほとんどのようです。でも豚でなければ…ということはないはず。ドバイでは鶏肉、牛肉、羊肉、それにスズキをはじめ魚を使ったとても美味しいお料理を存分に楽しむことが出来ました。子羊だってほら、この通り…!

子羊料理 Photo by 横手

ただ、麻婆豆腐でも酢豚でも中国料理は豚肉を用いてこそ美味しいものなのでしょう。そのせいか、ドバイ滞在中に中国人観光グループと遭遇することはあまりなかったような気がします。

■気温がかなり高い → 一部誤解です

ドバイ旅行のベストシーズンは10月~3月。日本の初夏か秋のような気候となるそうです。夜間は摂氏15度を切ることもあり砂漠の夜は寒いくらい。また通年どこも冷房がよく効いており、歩道橋ですらエレベーターの中が涼しいことには驚きました。上に羽織るものが必ず必要です。ちなみにドバイには日本の「暖房器具」に相当するようなものがないとのこと。砂漠ツアーなどで体が冷えてしまった場合、暖を取れるのは車の中だけだとガイドさんは苦笑しながらおっしゃっていました。ところで暑い観光地に出かけるということは、スーツケースが軽くて助かるということ。お土産をいっぱい買って詰められますからモノは考えようです。

取材協力:ドバイ政府観光・商務局
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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