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writer : tinsight-suzukoellis

【海外発!Breaking News】余命僅かの14歳少年の夢叶う 地元警察が見せる思いやりが温かい(米)<動画あり>

オーガスティン君に彼の夢だった警察官になってもらうというものだった。ブラウンさんはレニー・ホール署長に一家の事情とアイデアを説明すると、ホール署長は「それなら、オーガスティン君には一日署長になってもらいましょう」と提案、1月5日の朝にホール署長はブラウンさんらを伴ってオーガスティン君のもとを訪れた。

ホール署長はオーガスティン君のそばへ行き、「今日はあなたがダラス警察の一日署長になったのよ。どんな決断もあなたが下せるの。私は今日一日をあなたに任せられるから、とても嬉しい」と優しく語りかけ、警察と警察署長のバッジをプレゼントした。

鼻にチューブを通したままで話すこともできないオーガスティン君だったが、何度も瞬きをして言葉を発しようと努力しているようだった。オーガスティン君のところへ通い続けたブラウンさんは、彼のそのような反応を初めて目にし、「瞬きで会話をしようとしてくれました」と嬉しさを滲ませた。ホール署長も一家を訪問後、『CBS dfw』にこのように明かしている。

「我々警察は職務に励む以外にも、日々人としてあるべきこと、正しいことを行うことが大切であり、このように近隣住民をサポートしていくことこそ、我々が警察官になった真の理由と言えるでしょう。市民をケアすることはダラス警察の最も理想とするべき姿です。我々警察が地域住民と一体化すれば、更に強い地域社会を築き上げることができます。そうすれば犯罪の軽減にも繋がるし、地域の人々にはより意義ある人生を送ってもらえると思っています。」

グロリアさんは「ダラス警察の行為には感謝の言葉もない」述べているが、今は余命僅かなオーガスティン君と少しでも楽しい時間と過ごせるように努めているという。嬉しい訪問があった5日の午後は、ブラウンさんらがプレゼントしてくれた本をベッド脇で読み聞かせたそうだ。グロリアさんはこれまでの心境をこのように語っている。

「息子が幸せなら私も幸せです。こんなにも早く息子の容態が悪化するとは思っていませんでした。ですが、どんな結果になっても私は神を信じています。以前はこれからどうなるのだろうと恐怖を感じていましたが、今はもう恐れてはいません。」

会話は叶わずとも、家族やブラウンさんらの思いはオーガスティン君にきっと伝わっていると願いたい。このニュースを知った人からは「まだまだ人生これからっていう時に…本当にお気の毒。一家のために祈ります」「神様、どうかご加護を」といった祈りのメッセージが寄せられている。

画像は『Inside Edition 2018年1月9日付「Cops Make Terminally Ill Teen Police Chief for a Day」(Dallas Police)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)

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