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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】小人症の男、性犯罪で実刑判決も投獄免れる “ハートフルな判決”は是か非か(英)

ついにローランド判事も、「ボーウェン被告は常にある種の性的妄想を抱えて生きてきたものと察する。また、あまりにも小柄で精神面で支障をきたしかねない被告が刑務所に収監された場合、おそらく大変な苦痛が伴うであろう」との理由を添え、懲役48週の実刑判決になんと2年の猶予を添えると言い渡した。その代わりとしてリハビリ治療、3か月にわたる午後9時から翌朝午前7時までの夜間外出禁止令、および10年にわたる性犯罪者としての氏名登録を命じている。

ストレス発散が目的か、新参者に対して遊び感覚で行われているといわれる刑務所内の悲惨で陰湿なイジメ。その実態を判事が知らないはずもなく、ハートフルな判決だとの声も多いが、小柄だから特別な温情をという発想は「差別されたくない」と考えている一般の小人症の人々のプライドを傷つけかねない。また小人症なら犯罪を働いても軽い刑で済む、といった誤解を与えかねない判例が生まれたことには少しばかり不安が残る。

主に成長ホルモン分泌不全が原因となる「小人症」。幼少期から成長期まで身長が伸びないまま成人し、別の名を「低身長症」ともいう。脳腫瘍由来の場合もあるが8割は原因不明。知能および運動能力には問題がないことも多いが、染色体異常が原因の場合は心臓病や難聴などの合併症が起きることもある。

画像は『The Sun 2017年11月16日付「‘SMALL AND INADEQUATE’ Paedo dwarf, 26, who groomed kids on Facebook spared jail because of his size」(IMAGE:(C)VIEWFINDER PIX-CHESTER)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

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