ソフィアちゃんの願いを実現すべく、トレイシーさんは同市内の『サッシー・マウス・フォトグラフィー』でフォトグラファーとして働く親友マリッサさんにさっそく状況を説明し、“ウェディング写真”撮影の手はずを整えた。そして10月23日の午後、黄色く染まった木々に囲まれた市内の公園で、ソフィアちゃんとハンターくんの写真撮影が行われた。ブランコや滑り台で楽しそうに遊ぶ姿やドレスアップしたお互いの姿にはにかみ合うところなど、2人のいくつもの表情をマリッサさんのカメラが捉えている。ハンターくんはこの日一度たりとも文句を言わなかったそうで、トレイシーさんは「ソフィアちゃんがハッピーでいれば、あの子にとっても幸せなんです」と幼い2人のラブストーリーを温かい目で見守っていたようだ。
医師から長くとも2歳までしか生きられないだろうと言われながらも、これまで24回も麻酔下で処置を受け病と闘ってきたソフィアちゃん。母親のクリスティさんは「撮影準備に臨むソフィアを見ていたら、涙がこみ上げてきました」と明かしている。ソフィアちゃんの誕生以来、「明日にでも命が突然消えてしまうかもしれない」といった恐怖と隣り合わせだったクリスティさんだが、撮影当日はしばらくぶりに心から笑うソフィアちゃんを見ることができたそうだ。愛する我が子の最高の笑顔に、クリスティさんはどれだけ救われたことだろう。
なおソフィアちゃんは11月中旬にボストン・チルドレンズ・ホスピタルで心臓切開手術を受ける予定だが、手術が成功することを願うばかりである。
画像は『Sophia Elyssa Chiappalone the beautiful baby with a broken heart 2017年10月23日付Facebook「Sophia’s wish before her upcoming open heart surgery is to “marry” the love of her life.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)