エンタがビタミン

writer : maki

【エンタがビタミン♪】ZIGGY森重樹一“どん底”からの復活「自分の美意識を信じてここまで続けられた」

デビュー30周年を迎えるZIGGYが10月25日に10年ぶりのニューアルバム『2017』をリリースした。発売前の18日、ボーカルの森重樹一がニコニコ生放送のヴィジュアル系番組『ニコびじゅ』の“ZIGGY NEW ALBUM『2017』リリース記念特番”でZIGGYを通して自身の「どん底」時代を振り返った。

森重樹一は1984年、21歳の時に中心メンバーとなりZIGGYを結成する。1987年にはアルバム『ZIGGY ~IN WITH THE TIMES~』でメジャーデビューを果たし、1988年5月に出した2ndアルバム『HOT LIPS』の収録曲『GLORIA』が大ヒットした。しかし森重によると、その頃から「メンバーとの音楽性に葛藤」を感じてバンドの継続に疑問を持ったという。

彼だけでなくZIGGYのメンバーがそれぞれの音楽性にこだわったことで、入れ替わりや活動休止を繰り返したのだろう。ただ、良い作品を作った時には充実感があり気持ちは上向いた。そんななかで森重は2008年頃が「どん底」だったと明かす。「本当に生きてるのが嫌だったし、酒ばっかり飲んでいる」状態で、折しも2007年に娘が生まれ父親としての在り方に悩んだことも輪をかけた。

それでも2009年に「俺の人生まだなんとかなるかも」と気持ちが上向いたのは、父親としての成長も手伝ったのではないか。そこから「本当に自分に正直な気持ちなりたい」との思いを音楽で形にしようともがきながら、少しずつ積み上げてきた。それが実ってメジャーデビュー30周年に再始動してニューアルバム『2017』を完成するのだ。

「どん底」だった頃はZIGGYの活動を休止しており、彼は「どん底がなければ今もなかった」と必然性を感じつつ「俺にとってZIGGYがすごい大事なものだった」と振り返っていた。

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