ZIGGYが10年ぶりとなるニューアルバム『2017』(ニーマルイチナナ)を10月25日にリリースする。それに先駆けて9月7日、アルバムリードナンバー『うたた寝の途中』のミュージックビデオを公開した。ZIGGY結成時から牽引してきた森重樹一のボーカルが骨太なバンドサウンドに乗ったドライヴ感溢れるご機嫌な映像である。
パジャマを着た彼がうたた寝なかで見る夢なのか、時おり「チャイナドレス」や「ウェディングドレス」姿で歌っても違和感がないのは“ロックレジェンド”の貫録だろう。1984年、森重樹一を中心にZIGGYを結成した際にデヴィッド・ボウイのアルバム『ジギー・スターダスト』からバンド名をつけたそのコンセプトは彼のなかでブレていない。
今回のMVを手掛けた映像ディレクター・川村ケンスケ氏は「力強くシンプルに! 森重さんが“姿を変えていく”が“どれも『本当の自分』だろう?”といわんばかりの振れ幅でパフォーマンスする。なにしろレジェンド! ご一緒できて、最高でした」と振り返る。撮っていてオーラに圧倒されたのだろう。
現在、オリジナルメンバーは森重樹一のみでサポートメンバーとともに活動している。元BEAT CRUSADERSのカトウタロウがギターを担当するのをはじめToshi(ベース)、CHARGEEEEEE…(ドラム)、佐藤達哉(キーボード)によるバンドは「今のZIGGY」と言えるものでハードなロックチューンからメロディアスなバラードまで森重との息がぴったりだ。