「妊娠陽性の反応が出ている判定スティック、1本25ドルで売ります。60マイル(96km)以上離れた土地からわざわざ取りに来る方は2本35ドルでもOK。まずはEメールでご連絡下さい。電話番号をお教えします。」
このほどフロリダ州で、ジャクソンビル・エリアを対象とした“クレイグズリスト(Craigslist)”にとんでもない広告が掲載されたことを地元メディアの『wgntv.com』などが報じた。妊娠3か月の女が、陽性の妊娠判定が出ているスティックが欲しいと考えている女性たちを対象に、自分の尿を用いて商売を始めたのだ。
陽性反応の赤い線がクッキリと出ている判定スティックを手にした客が、それをどのように使用しようと一切関与しないというその女。恋人が驚くよう悪いジョークとして使用する、不倫相手に突き付け妻との離婚を迫る、一夜限りのちょっとリッチな男に中絶のためと言ってお金を請求する、もうどのようなことに使おうと客の自由だそうだ。問い合わせは数十件にも上り、彼女は多い日で200ドルを稼いだが、広告は間もなく削除された。
その後、女は地元メディア『WJAX-TV』の取材に応じて「妊娠中でも家の中にいてインターネットでできる商売はないかと考えた時、判定薬を見てハッと気づいたの。これはビジネスになるって。私がお金を必要としている理由は大学の学費のためよ。どうしても学士号を取得したいから」と話している。
この商売は違法ではないかという疑問について、かつて弁護士で元FBI捜査官であったデール・カーソン氏は「何かを販売することは違法でないにせよ、この行為はかなりグレーですね」と答えている。“デキちゃった”詐欺事件が巷にはびこるようになれば、何らかの法規制が必要になるかもしれないというのだ。そうなれば、妊娠判定薬の市販自体にNGが突き付けられる可能性すら無きにしも非ずである。
出典:http://wgntv.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)