今年、デビューから42年となるロックバンド・THE ALFEE。ボーカル・ベース担当の桜井賢は61歳、ボーカル・アコースティックギター担当の坂崎幸之助と現リーダーでボーカル・ギター担当の高見沢俊彦は62歳となる。
12月10日放送の『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)にその高見沢俊彦が出演して、還暦過ぎとは思えぬ若々しさで共演者を感心させた。
最近はモデルやアイドルが愛飲するコールドプレスジュースを飲むなど美容と健康の維持に努めており、「コンサートを続けるため」に体力も落とさぬようジムで身体を鍛えているという。ジムではベンチプレスもやるが、懸垂だと10回1セットを5セットほど「形を変えながら」と実際に鉄棒にぶら下がって見せた。両腕の間隔を広げたり中央に寄せて懸垂することで鍛える部位が違ってくるのだ。
高見沢が「これは、力を入れちゃあダメなんです」と言うが早いか軽々と胸のあたりまで鉄棒の高さにくる懸垂を数回やって見せたのには、その場にいた全員が呆気にとられた。62歳がそこまでやるならと、Hey! Say! JUMPの伊野尾慧(26歳)が挑戦することになった。「一番カッコいいやり方は?」と強がる彼に「何気なく上がるやつ」と高見沢がアドバイスして、普段通り会話をしながらやろうとするが腕の筋肉がプルプルして頭の高さまでも上げられない。結局、周囲から「今のなに?」と突っ込まれてしまった。
そんな高見沢俊彦はギターコレクターとしても有名だ。現在530本ほどのコレクションがあり、メンバー3人で倉庫を借りてそこに保管している。一番高価なギブソン・レスポールのビンテージは「3000万くらい」で全て合わせると「トータルで何億くらいですね」という。さらにコレクションは増えており、なぜそんなに買うのか問われると楽器屋さんから「いいの入りましたよ!」「2本入って1本売れたけどどうします?」とメールが来ると明かした。
この日のゲスト・清水富美加がギターを弾くのが趣味ということで、高見沢がエンジェルをデザインした2本のギターを用意してくれた。派手なデザインで弾いていると「目に刺さりそう」な“アークエンジェル”は「600万」程度、フライングVをエンジェルが弾いているような図柄のギターは「200万」ほどするそうだ。そんなレアギターを弾かせてもらったお礼の気持ちか、清水が高見沢につけたあだ名は「すごく電力を使う街」であった。
THE ALFEEのコンサートのみで見られるユニット・The KanLeKeeZ(ザ・カンレキーズ)が12月21日にアルバム『G.S. meets The KanLeKeeZ』をリリースして最年長新人デビューを果たす。高見沢俊彦を見ているとまだまだ若手には負けないパワーを感じるだけにTHE ALFEEの活躍も続きそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)