ディカーブ郡ディケーター市の住宅街にも近い雑木林で大量の郵便物が発見された。「ひとりの男がフェンス越しに何かを放り捨てて去っていった」と説明するのは、現場の様子を撮影していた近隣住民のタイーシャ・フェルナンデスさん。それらが未開封の郵便物だとわかり、連絡を受けた米国郵政公社(United States Postal Service)の調査官ら複数名が現場へ。彼らは約2時間かけて大きな段ボール12箱以上に詰めてすべてを局に持ち帰った。
また、ディケーターの「住宅所有者組合(Homeowners Association )」で会長を務めるケリー・キャンベルさんも怪しい男による不法投棄の行為を約5分間にわたり撮影していた一人で、『wsbtv.com』の取材には「取引先からの重要文書、銀行からの口座取引明細書が来ないため不審に思っていました」と語っている。親愛なる人々からの手紙、グリーティングカード、招待状など大事なものが一向に届かない。その地域では、実は多くの人が不安や不満を募らせていたといい、住民のジョニー・ラニーアさんは「配達されなかった理由がやっとわかりました。なんとひどいことを」と不快感をあらわにしている。
実はフェルナンデスさんは現場の映像を地元メディアの『WSB-TV / Channel 2 Action News』にも持ち込んでおり、そこでこの話題が大きく報道されると米国郵政公社(United States Postal Service)も慌てたように事件を発表していた。無責任な配達員とそれを雇ったUSPS。もしもそれがなければ彼らは事実を公にしていただろうかと不信感をぶつける住民も多いようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)