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今月14日朝9時頃、北京首都国際空港で中国国際航空の上海行きCA1519便に乗り遅れた若い夫婦が、セキュリティを無理やり突破し貨物の積み下ろしをする立ち入り禁止区域に入り込む事件が発生した。
飛行機はすでにボーディング・ブリッジを離れ始めており、パニックに陥った夫婦は中型ジェット旅客機ボーイング787ドリームライナーの牽引車の前に立ちはだかり離陸を阻止。女は同機に搭乗しているクルーにむかって「私と夫を飛行機に乗せてくれ」と叫び続けたという。
中国国際航空の職員数名がターミナルに戻るよう説得したものの、夫婦は聞く耳を持たずスーツケース片手に飛行機の下にもぐり込み、女は「乗せてくれるまでここを動かない!」と頑なな態度をとり続けた。
2人は駆けつけた空港警察官によって逮捕されたが、女は錯乱状態で泣き叫び、収拾がつかない状態だったという。乗り遅れた理由を聞かれると「搭乗時間を知らされていなかったうえ、アナウンスもなかった。ターミナル内にいたものの、搭乗案内のアナウンスを聞き逃したのか、気づいたときには搭乗が終了していた」と説明。しかし夫婦が手にしていた搭乗券には、搭乗時間と出発時間がしっかり印刷されていたという。
結局この2人は飛行機にも乗れず、5日間の拘留を余儀なくされている。また、当の飛行機だが20分ほど遅れて出発し、無事に上海虹橋国際空港に到着した。
中国国際航空は毎日1便が北京から上海に飛んでいる。この夫婦に、次の便に乗ろうという選択肢はなかったのだろうか。
出典:http://shanghaiist.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)