writer : ac
物心ついた頃からぽっちゃり体型で、体調が悪くても「肥満が原因」と診断されてきた20歳の女性。昨年12月に約47キロの卵巣腫瘍を摘出し「人間らしく生きられるようになった」と笑顔を見せる
バランスボールを入れたように大きく膨らんだ手術前のアリソンさんの腹部。「まるで10人の子を妊娠したようで、お腹は岩のように硬かった。うつぶせ寝ができなくなり、内臓が潰されてしまっているように感じていた」と当時のことを明かしている
「大きなお腹のために車の運転もできず、5分以上立っていることさえつらかった」と手術前のことを語るアリソンさん。異常に気付きながらも病院には行かず、がんと診断された母の闘病生活を見て初めて検査、腫瘍が見つかった
46リットルの液体を含む約47キロの腫瘍が摘出された後のアリソンさん。体重が約226キロから約179キロまで減ったものの「今後は減量手術を受け、あと68~90キロくらい痩せたい」と希望を述べている
アセンション・セント・ビンセンツ・リバーサイド病院の婦人科腫瘍医のマーティン・マルティーノ氏(右から2番目)と手術後のアリソンさん(左から2番目)と手術をしたチームのメンバー。傷が小さく早期回復が期待できる“ロボットアーム”を使用した手術が行われ、見事成功