イギリスで最も体重が重いことで知られていたジェイソン・ホルトンさん（33）が先月27日、サリー州の病院で亡くなった。死因は肥満と臓器不全だった（『The Sun　「TRAGIC END Britain’s heaviest man dies from organ failure a week before his 34th birthday」（Credit: Ian Whittaker）』より）

体重317キロ超で、オムツをつけ、少なくとも8年間は外出することがなかったジェイソンさん。睡眠時無呼吸症候群を患っていたため、夜は専用のマスクを装着せねばならなかった（『The Sun　「TRAGIC END Britain’s heaviest man dies from organ failure a week before his 34th birthday」』より）

体重が増え始めたのは10代の頃で、学校でいじめを受け、母の陰に隠れ過食をすることで心の平静を保っていたという（『The Sun　「TRAGIC END Britain’s heaviest man dies from organ failure a week before his 34th birthday」（Credit: Ian Whittaker）』より）

まだ歩くことができていた頃のジェイソンさん。16歳でメンタルヘルスの問題を抱え、10代後半にテイクアウトの食事にはまったという（『The Daily Star　「Britain’s heaviest man dies a week before his 34th birthday as cause of death revealed」（Image: TalkTV）』より）

ここ数年は敗血症、臓器不全、血栓、呼吸不全、脳卒中で何度か瀕死の状態に陥っていたが、その度に救われていた。今回も医師が助けてくれると思っていたそうだが、容体は悪化した（『The Sun　「TRAGIC END Britain’s heaviest man dies from organ failure a week before his 34th birthday」』より）

注射するタイプの肥満治療薬、ウゴービ（セマグルチド）を待ち望んでいたジェイソンさんだが、「外に出かけたい」と夢を語りながらも、入手できぬまま亡くなった（『The Sun　「TRAGIC END Britain’s heaviest man dies from organ failure a week before his 34th birthday」』より）

ジェイソンさんの死後、レイサさんは「息子は私の全てだった。あの子がいなくなって心に穴が空いてしまってね。胸が張り裂けそうなの。立ち直るにはかなりの時間がかかるでしょうね」と語った（『The Sun　「TRAGIC END Britain’s heaviest man dies from organ failure a week before his 34th birthday」』より）