writer : ac
闘犬として飼育され、虐待を受けてきた犬が今から約7年前、新しい飼い主の男性に引き取られた。男性はトラウマを抱えた犬を忍耐とたっぷりの愛情で支え、犬は次第に心を開いていった
闘犬だったスクービーは何かに怯えて震え、夜は悪夢にうなされてぐっすり眠れずにいた。そして人間や他の犬が近づくと体を低くして無視したという
「傷つけられる」ことを恐れ、鳴き声を上げることも尻尾を振ることもなかったというスクービー。初めてあくびを真似て“音”を出したのは、保護してから2年目のことだった
音に敏感でパニックに陥ることがあるというスクービー。過去には大きな音に驚いて、車の後部座席に飛び込もうと体当たりして鼻に怪我をしたという
これまで7年間を一緒に過ごし「ベストフレンド」の関係を保っているというクリスさんとスクービー。クリスさんは決して諦めることをしなかったという
スクービーに『怖がらなくてもいいんだよ。人を信用していいんだ』と教えることは長い道のりだったそうだが、スクービーは声を取り戻し、尻尾を振るようになった
米イリノイ州シカゴの動物保護団体が今年10月、ビーグル犬が散歩する様子をSNSに投稿。この犬はもともと実験動物で、生まれて初めて外の世界を知った
米ワシントンD.C.在住の女性が2020年に引き取った犬。メキシコで違法な闘犬の“ベイトドッグ”として利用されていたところを救出された。顔が変形していたが、女性のもとで第2の人生を歩んでいた
米カリフォルニア州のシェルターが2019年12月に殺処分を予定していた犬。しかし直前にある団体が救出し、新しい飼い主との出会いもあり、愛情を受けて犬はようやく心を開いていた
今年3月、英グレーター・マンチェスターで保護された捨て犬。被毛が固まり瀕死の状態だったが、新しい飼い主に引き取られて幸せに過ごしている
中東レバノンで虐待されていたところを保護された犬。イギリス在住の犬の調教師がこの犬を引き取り、今ではセラピー犬として人々に愛を届けているという