故エリザベス女王とダイアナ妃が愛用したチョーカーとイヤリングだった。
チョーカーはパールを繋げたネックレスを4連にしたもので、センターにダイヤモンドを配した豪華なものだ。
このチョーカーは英国の宝石商「ガラード」が制作し、1970年代にエリザベス女王が日本を公式訪問した際、日本政府から贈られた。
1981年にチャールズ皇太子(当時)と結婚したダイアナ妃は、翌年の晩餐会でエリザベス女王から貸与されたこのチョーカーを着用し、大きな注目を浴びた。
キャサリン皇太子妃は、2017年のエリザベス女王とエディンバラ公フィリップ王配の結婚70周年記念日をはじめ、2021年のフィリップ王配の葬儀や2022年のエリザベス女王の葬儀など、王室の歴史的な行事でこのチョーカーを身に着けていた。
カタール首長を歓迎した日、皇太子妃はエリザベス女王のチョーカーに加え、女王が所有した「バーレーン・パール・ドロップイヤリング」も着けていた。
このイヤリングは、1947年にバーレーン王国の支配者からエリザベス女王とエディンバラ公フィリップ王配の結婚祝いとして贈られたパールを使用して制作されたものだ。
女王は1952年にドロシー・ワイルディング氏が撮影したポートレートで初めて着用し、1982年にはダイアナ妃がハンプトンコート宮殿での晩餐会で身に着けた。
キャサリン皇太子妃は、このイヤリングを様々な重要な場面で着けてきた。2016年のウェストミンスター寺院での「リメンバランス・デー」礼拝や2021年のフィリップ王配の葬儀、2022年のセントポール寺院でのエリザベス女王即位70周年「プラチナ・ジュビリー」記念礼拝、今年11月の「リメンバランス・サンデー」でも着用していた。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「Reflecting on an insightful morning at @hopestreet_ost」「Great to welcome the Emir of Qatar,」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)