中国遼寧省瀋陽市で行われた結婚式に蝶が現れ、花嫁の肩にとまった。花嫁は3年前、父が自分の晴れ姿を楽しみにしていたが、亡くなってしまった。その蝶を見て花嫁は、「父が姿を変えて現れた」と確信した。実際の式の動画とともに、香港のニュースメディア『星島日報』などが報じている。
「君の結婚式には絶対に出席するからね」―中国のある父親は今から3年前、娘とそんな約束をしながらも息を引き取った。娘は今年の10月20日、瀋陽市の結婚式場に花嫁姿で現れた。そして、肩にとまった蝶に気づいた花嫁は、溢れる感情を抑えきれなかった。後日、当時の動画をSNSに投稿したところ、大きな反響を呼んだ。
動画には、ブーケを持ってステージに立つ花嫁のそばに、1頭の蝶がどこからともなく現れ、花嫁の肩やベールにとまる様子が映し出されている。
蝶に気づいた花嫁は一瞬、驚いた表情を見せたが、すぐに唇を噛みしめて亡き父を想い、感極まって涙した。
その後、蝶は花嫁の涙を拭い、お祝いのキスをするかのように頬に移動しており、SNSには次のように書かれていた。
「あんなドラマチックなことが起きたなんて、信じられない気持ちです。私はあの蝶は、式に出席するために姿を変えた父だと信じているわ。父はあの場所にいたの。あれは父だったのよ!」
実は式当日の外気温が氷点下だったうえ、式場はホテルの2階にあった。花嫁は蝶が突然自分に寄り添うように現れたのを見て、