リサイクルされたシルバーと18金メッキ製だ。ブランドの公式サイトでは、165ポンド(約3万2000円)で販売されている。
皇太子妃は2020年2月に北アイルランドの農場を訪問した際や、同年4月に「カスタートン・プライマリー・アカデミー」のスタッフや生徒たちとビデオ通話を行った際、このイヤリングを着けている姿が確認された。
その後もいくつかのズーム会議や2023年の「チェルシー・フラワー・ショー」を訪れた際など、様々な場面で身に着けていた。
しかし、今回のサウスポート訪問でこのイヤリングを選んだ背景には、事件の影響を受けたサウスポートの人々に想いを寄せる“特別な意味”が込められていた。
いくつかの文化でシダの葉は「忍耐、回復力、新たな始まり」を象徴するとされ、家族の絆の大切さや次世代への希望を意味すると言われている。また、シダの葉が広がる様子は「困難を乗り越える強さの自然な表れ」と見なされている。
サウスポートのナイフ襲撃事件では3人の幼い命が奪われ、成人を含む10人が負傷した。キャサリン皇太子妃とウィリアム皇太子は、亡くなった子どもたちの家族に寄り添い、思いやりの言葉をかけた。
さらに皇太子妃はシダの葉のイヤリングを着けることにより、遺族とコミュニティへの思いを静かに表現したと報じられている。
当日、ウィリアム皇太子夫妻はケンジントン宮殿の公式SNSを通じて、サウスポート訪問の写真を公開するとともに、署名を加えたメッセージを添えた。
「私たちはサウスポートの皆さんに寄り添っています。本日の対面は、想像を絶する悲劇の後、互いに支え合うことの大切さを強く思い起こさせるものでした。これからも変わらず、私たちの思いと祈りは皆さんと共にあります。W & C」
キャサリン皇太子妃は「キャサリン・ゾライダ」のイヤリングがお気に入りのようで、これまでにダブルリーフのモチーフや、シダの葉のフープイヤリングを着ける姿も目撃されている。
画像は『The Royal Foundation Centre for Early Childhood Instagram「Her Royal Highness The Princess of Wales will deliver a keynote speech at the #ShapingUs National Symposium on Wednesday.」』『The Prince and Princess of Wales Instagram「A heartfelt thank you to the people of Southport」』『ZORAIDA Instagram「The Princess of Wales warns that “not enough is being done” to nurture Britain’s youngest children,」「Wow, what a joy to be featured in the @financialtimes Watches and Jewellery special」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)