先月29日夜、タイの首都バンコクのスクンビット通りで動画を撮影していた観光客が、突然ハグしてきた女に金のネックレスを奪われた。男性はのちにネックレスを盗まれたことに気付き警察に通報、当時の映像が拡散している。『LADbible』などが伝えた。
被害に遭ったのはベルギーから観光に訪れていたフレデリック・デ・フリーゼさん(Frederik de Vreese、25)で、夜のバンコクの街中を撮影していた。
動画ではまず、マスクをした女がカメラに向かって話をしていたフレデリックさんに近づき、その腕をフレデリックさんの首に回している。
女はネックレスの留め具を探しているようで、その後「どこに行くの?」「あなたの部屋に行ってもいいわよ」などと囁きかけながら抱きしめている。
フレデリックさんは笑いながら上手くかわすも、女はそのわずか数秒の間にネックレスの留め具を外したようでそのまま立ち去っていく。
フレデリックさんはその後も笑顔でカメラを見つめ話を続けるが、ネックレスが消えていることに全く気付いていないようだ。
実はこのネックレス、フレデリックさんの祖父の物で約11万円(800ユーロ)の価値があるとみられており、フレデリックさんは「あの時はカメラが回っていたし、彼女を押しのけることはしなかった。でも約10分後、首のあたりが軽いことに気付いてね。撮影済みの動画を見て、スリの被害に遭ったことに気付いたんだ」と当時を振り返り、