米カリフォルニア州ロサンゼルス郡のショッピングセンターで、強盗グループがイヴ・サンローランの店舗を急襲し、店内からバッグなど商品を掴み取れるだけ掴んで、白昼堂々と逃走するという衝撃的な事件が目撃、撮影された。ロサンゼルス周辺では、同様の“フラッシュモブ強盗”が相次いでおり、関連性も含め捜査していると、地元紙『Los Angeles Times』などが伝えた。
現地時間8月8日午後4時50分頃、ロサンゼルス近郊のグレンデールにある複合施設「アメリカーナ・アット・ブランド(The Americana at Brand)」で強盗事件が発生した。この複合施設では、高級ブランド店やレストランのほか、高級居住区画も併設されている。
報道によると、少なくとも30人の強盗がイヴ・サンローランの店舗に押し入り、衣類やその他の商品を盗んだ後に徒歩で逃走し、離れた場所に停めていた多数の車に乗ってその場から立ち去ったという。
店舗の外に居合わせた人物(TikTokユーザー名「tinadabbles」さん)が投稿した動画には、黒やグレーのパーカーを着用した複数人が、手にいくつものバッグや服を抱えながら次から次へと店の外に出て走り去っていく姿が映されている。ガラス戸の内側では、通報中とみられる店のスタッフの姿のほか、空っぽになった陳列棚が見える。
グレンデール警察の巡査部長ビクター・ジャクソン氏(Sgt. Victor Jackson)は声明で、フラッシュモブ強盗とは組織化された大規模な集団が同時に店舗に突入し、スタッフを圧倒して店を占拠する行為で、容疑者らは多くの商品を奪えるだけ奪い取って徒歩で逃走後、複数の車両で逃走したと述べた。捜査は進行中であるが、被害総額は30万ドル(約4,360万円)と試算されている。
この1週間ほど前の7月31日には、