海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】ゴルフコースに集まった肉食獣たち 1頭のインパラを奪い合う(南ア)<動画あり>

近づいてくるハイエナを威嚇しながら、ライオンが食べ残した比較的大きな肉を食べていた。

インパラをむさぼる音を聞き、4頭のハイエナが周囲に現れたが、ライオンは気にせず食べ続ける。しかし、巨大なワニも現れて状況は一変した(『The US Sun 「BATTLE OF THE BEASTS Moment lions, hyenas and a CROCODILE battle for prey on golf course in front of players - but who comes on top?」』より)

ジャンさんは、「その場に居合わせた25人ほどのゴルファーやゲストたちは、夕食そっちのけで18番ホールでの思わぬ野生動物の食事に釘付けでしたよ! ワニが湖に戻ると、ハイエナたちが残った肉をきれいに平らげていました」とその結末を明かしている。

巨大なワニの姿を見て、ライオンは獲物の一部をくわえて走り去り、ワニは残された肉を頬張り湖に戻った。最後に、ハイエナが残りをきれいに平らげていた(『The US Sun 「BATTLE OF THE BEASTS Moment lions, hyenas and a CROCODILE battle for prey on golf course in front of players - but who comes on top?」』より)

同ゴルフコースのフェアウェイにはフェンスがなく、ゴルファーと野生動物の双方にとってオープンなコースとして知られている。2年前には、2頭のライオンが3番ホールでキリンを仕留めていたが、その翌朝にジャンさんは、キリンの死骸をクレーン付きのトラックを使ってフェアウェイから運び出さなければならなかった。

ジャンさんは、自身の仕事について「ここは世界で最もワイルドなゴルフコースとして知られています。毎朝、私が最初にすることは、フェアウェイとグリーンを車で走り、夜間に殺された動物や肉食動物がいないかを確認することです」と話している。

こうした背景があり、スククザ・ゴルフクラブではプレー中に野生動物に襲われてもクラブは責任を負わないという免責事項に署名しなければ、コースに出ることはできない。しかし、同ゴルフクラブには200名の会員がおり、年会費110ポンド(約2万1000円)、1ラウンドにつき8ポンド(約1500円)を支払ってゴルフを楽しんでいる。

ケープタウンに駐在しているイギリス人のマイケル・ボウラーさん(Michael Bowler、52)は、過去の経験を次のように語っている。

「これまで6回プレーしたことがありますが、毎回どんな動物に遭遇するか分かりません。あらゆる種類の野生動物を見ましたよ。スククザでゴルフをする際の鉄則は、ゴルフボールをたくさん持っていくことです。ラフに打ち込んでしまったら、探しにいかないこと。また、湖にはワニがたくさんいるので注意が必要ですね。」

ただ危険な一方、それなりの魅力もあるようで、マイケルさんは「スククザでのゴルフの魅力は、毎回違う状況のコースを楽しめることです。次のフェアウェイに何が待ち受けているか、本当に予測不可能です。ヒヒが走ってきてボールを盗んだり、旗を盗んだりすることさえありますよ」と話している。

数々の野生動物に遭遇する危険が潜むゴルフコースだが、これまでにゴルファーが死亡したり、怪我したケースは発生していない。

今回撮影された映像がネット上で拡散されると、人々からは「地元民でもこれは驚きだ」「この動画を見ると、ここでプレーするのが怖くなるね」「こんな場所でゴルフをするなんてクレイジーだよ」「ゴルフバッグに猟銃を用意しておかないと」「グリーンキーパーの人は大変だろうな」といった声があがっている。

ちなみに昨年9月にはケニアで、生後間もないへその緒がついた赤ちゃんカバを振り回し、水面に叩きつけるワニの恐ろしい姿がSNSに投稿されて話題になっていた

画像は『IOL 「Lions, crocodile, and hyenas feast at Skukuza Golf Club’s final green」』『The US Sun 「BATTLE OF THE BEASTS Moment lions, hyenas and a CROCODILE battle for prey on golf course in front of players – but who comes on top?」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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