米カリフォルニア州のビーチで先月23日、大きなアシカが海水浴客に襲いかかろうとする瞬間が撮影された。今の時期のアシカは繁殖期を迎えており、近くには複数のアシカの子どもの姿があった。人々はその子どもに近づきすぎてしまったようで、成体のアシカが威嚇体勢に入り、群衆に向かって突っ込んでいた。この動画がネット上で拡散されると、「わざわざアシカたちの近くで泳ぐ人の気が知れない」といった声があがっている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
話題の動画は先月23日、米カリフォルニア州サンディエゴにある海沿いの観光スポット「ラ・ホヤ・コーヴ」で撮影された。撮影者のローレン・バートランドさん(Lauren Bertrand)は、入り江より少し高い、手すりが設置された場所からカメラのレンズを向けている。
その動画には、水の中を移動し、浅瀬に着いて水面から出てきた1頭の大きなアシカの姿が確認できる。アシカはヒレを使って浜辺の方に上がってくると、近くにいた人々に向けて大きく口を開き、威嚇するような行動を見せた。アシカの視線の先にいた女性が、立ち上がって急いで逃げる様子も捉えられている。
そして場面が切り替わると、大勢の海水浴客が映っており、その群衆に向かってアシカが突進していく様子が見られた。アシカは人々にぶつかる寸前で止まっており、攻撃せずに威嚇するつもりだったようだが、