アフリカ大陸南部のザンビア共和国で現地時間19日、国立公園を訪れていたアメリカ人観光客の女性が野生のゾウに襲われて死亡した。ザンビアでは、今年3月にもアメリカ人女性がゾウに襲われて亡くなっていた。地元当局は今後、野生動物のいる国立公園を訪れる観光客の安全確保に力を入れるようだ。ザンビアのニュースメディア『The Zambian Observer』などが伝えている。
ザンビアの自然豊かな「モシ・オ・トゥニャ国立公園」で現地時間19日の夕方、米ニューメキシコ州から観光に訪れていたジュリアナ・グレ・トゥルノーさん(Juliana Gle Tourneau、64)が野生のゾウに襲われて亡くなった。ジュリアナさんは当時、団体旅行客が乗った車両でサファリツアーに参加していた。
ザンビアのニュースメディア『The Zambian Observer』によると、ジュリアナさんたちはホテルに向かう途中でゾウの群れによる渋滞に遭遇し、道路脇に車両を停めて間近でゾウを観察することにしたようだ。ところがこの時、1頭のゾウが突然車両に突進し、ジュリアナさんは車外に投げ出されてしまった。
その後、ジュリアナさんは襲ってきたゾウに踏みつけられたという。
今回の事故について、