ドミニカ共和国で今から5年前、腹痛を訴えた12歳少女の腹部から約3.6キロの大きな腫瘍が摘出された。当時の少女は生理が始まったばかりで、母親は生理痛のせいだと思い込んでいたという。現在は回復して元気に過ごしているが、お腹には手術の痕が残っており、母親は「子どもの声にしっかりと耳を傾けて」と注意喚起している。米ニュースメディア『The US Sun』などが伝えた。
2019年9月、当時12歳だったルビィ=メイさん(Ruby-Mae)は、母親に「お腹が痛い」と相談した。母親サラ・デイビスさん(Sarah Davis、42)は、「娘が『これって虫垂炎かな?』と聞くので、『虫垂炎だったらもっと痛いわよ』と答えました。当時、生理が始まったばかりだったので、そのせいだと思っていました。痛み止めを飲ませたら、その日は落ち着いていました」と話す。
しかし翌朝、ルビィさんがさらに酷い腹痛を訴えたため、近くの病院「Centro Medico Cabarete Hospital」の救急外来に駆け込んだ。
6年前にイギリスからドミニカ共和国に引っ越してきたサラさんは、ルビィさんのお腹が少し膨らんでいることに気付いた。サラさんは、「娘はまだ性的に成熟していないことは分かっていましたが、それでも妊娠している可能性がありました。病院で娘の膨らんだお腹を見て、『私に言いたいことは何かある?』と娘に聞きましたよ」と当時を振り返る。
「12歳にして妊娠したのでは」と心配していたサラさんだったが、ルビィさんは検査の結果、