「King of the Compost(堆肥の王様)」というニックネームを記したバッジが贈られた。
国王は「おお、有難うございます」と感謝を述べると、バッジに記されたニックネームを見て大笑いし「確かに、その通りだ!」と喜んだ様子で伝えたという。
さらに王妃に贈られたバッジには、「Queen of the Bees(ミツバチの女王)」というニックネームが記されていた。
夫妻はその後、イベント史上初となる、子ども達によってデザインされた庭園「RHS No Adults Allowed Garden(大人立ち入り禁止の庭園)」を見学した。
庭園は、ロンドンの小学校「サリバン・プライマリースクール」の児童達がガーデンデザイナーのハリー・ホールディング氏と共同でデザインしたものだ。森や牧草地、湿地帯などを取り入れており、子ども達が楽しみながらエコ・ガーデニングに取り組むことを目的としている。
現地メディアによると、大人禁止の庭園に入るには、自分の名前の頭文字で始まる花のブーケを手渡さなければならない。そのため夫妻は、バッキンガム宮殿の庭で摘んだ、お互いの名前と同じ頭文字“C”で始まる“Camellia(椿)”の花束を持ってきたそうだ。
国王は小学生達と会話した際、「お会いできて、とても嬉しいです。ここに来て、それほど時間は経っていませんね? 宿題もなしだ。(庭園は)全部、君達のアイデアかな? 希望通りに出来上がった?」などと質問した。
そして夫妻は会場を回り、展示されている数々の作品を見学した。過去に11個のゴールドメダルを獲得し、エリザベス女王から“緑の魔術師”と称賛された庭園デザイナー、石原和幸氏と対面し、彼の作品「諸戸の家」も訪れた。
画像は『The RHS Instagram「We are delighted that His Majesty King Charles III will be the next Patron of the Royal Horticultural Society.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)